「変現自在」
Vo./松川ケイスケ コメント
「きっとこんな未来かしら」
我々が踏み出す道の上には華やかな素晴らしいゴールがあり、一方でそれに相反するゴールも用意されています。
ただ、私はもう一つ。そのどちらでとない「着地点」というものがあるように思うのです。
ある道を進んでいくうちに、知らない間に決められている、または決まってしまう「定番の到達点」。
追い求めていたものとは少し違うそれを、間違いではないけれど正解か分からないそれを、せめて綺麗な答えになるように、美しく見えるように、我々はひたむきに努力します。
でも、その努力は正しいのでしょうか。そもそもその「着地点」って本当にあるんでしょうか。
「未来は変えられる」
そんなありきたりな言葉ではなく、未来のように敷かれているその「着地点」こそ変えるべきなんじゃないのでしょうか。
現実の先にある未来、未来のように見える現実なんて、我々はいくらでも変えていけるのだから。
そんな思いを込めて、今回のアルバムに「変現自在(へんげんじざい)」とタイトルをつけました。
大人のロックバンドがひねり出した傑作を、是非ご賞味下さい。