君 悪魔 深雪
君
作詞 松川ケイスケ 作曲 LACCO TOWER
例えば 君がとても
幸せで もう幸せで
いつでも 笑顔でいたら
それでいいだろうか
例えば その隣に
幸せな もう幸せな
知らない 誰かがいたら
悲しい気がするの
ねぇ 今まで 思いもしなかった
苦しいから 気づかない振りしてた
恋にしたら 煙みたいに 消えそうだから
前髪 緩い癖毛が
風に揺れ 歩き出しても
何となく別れ難くて
少し立ち止まってた
ストン 何かが 落ちる音がした
いつまででも 耐えられるような
すぐに何とか したくなるような
君を見てた
例えば君が 幸せであっても
その隣には 誰がいるかが 全てで
苦しいから 気づかない振りしてた
恋にしたら 煙みたいに 消えそうですか
悪魔
作詞 松川ケイスケ 作曲 LACCO TOWER
スプーンで掘って 黒が染み出す
白が濁った 泡立つ珈琲
君の本当を 何も知らない
君の嘘さえ 何も知らない
まっさらな紙が 千切られちゃったような気配にしたのはきっと悪魔
君じゃない何かしら
透き通る肌の下で 蠢いて
今にも飛びかかりそうな
この「現実(いま)」は夢かしら
阿弥陀くじで定まった
運命は 酷すぎて
無力な腕は 抱き寄せてみたり
連れ去ってみたり 出来ない、何も
美味しい時代(とき)は 大人に貪られた
世界中の醜悪に
ごくり飲み込まれても
何にもしてあげられず
何一つ 言ってやれず
傷をつけるのは悪魔
君じゃない何かしら
透き通る肌の下で 蠢いて
飛びついて噛みつかれた
この「現実(いま)」が夢ならば
どれくらい幸せかな
夢ならば 醒めてよね
違うなら 酷いよね
深雪
作詞 松川ケイスケ 作曲 LACCO TOWER
ねぇあの時 もう少し早く
出会えたら 変わっていたのかな
身体より 先に死んじゃった
心をしっかりと庇えたかな
頬を叩く雪が ただ ひどく痛い
深い白潜って「さよなら」「おやすみ」
綺麗に剥がせない 紙シールみたい
若さゆえの罪が 罰を探しているよ
ねぇあの時 もう少し私
大人なら 変わっていたのかな
形になれる前の 言葉を イメージしてさ
「大丈夫 わかってたよ」だとか
言えていたら 良かったね
目の前の景色に もう君はいない
君が居る場所まで この胸掘ってく
深い層で私 やがて泣き疲れ
青臭い香りが 漂い眠るのでしょう
何を間違えたか 僕らと”希望”は
互いに手を振るよ「さようなら」「さようなら」
地続きの未来は 雪みたく白い
深く深く積んで 鈍く輝いて
頬を叩く雪が ただ ひどく痛い
深い白潜って「さよなら」「おやすみ」
不確かな未来を また強いるんだね
行き場のない罪が 罰を探しているよ